「dungeon」という店名の由来について、よく御質問を頂きます。
「dungeon」の単語の意味自体は、”最後の砦”や”地下牢”という意味。 テレビゲームがお好きな方なら”迷宮”の意味合いのイメージで持たれるかもしれません。
どれもダンジョンのコンセプトの一部です。
でも、変態さんやSM好きがやっぱり忘れちゃいけないのが「SMのプレイルームやお仕置き部屋」の意味合い。
日本では「(SMの)プレイルーム」はそのままプレイルームと呼ぶことが多いと思うのですが、欧米では当たり前にSMのプレイルームがダンジョンと呼ばれるようですね。
それで店名もそのまま「Dungeon(ダンジョン)」。
そんな「Dungeon」のコンセプトは・・・
世間では一般的に、ボンテージとかフェティッシュとか、SMがらみのお店というとアンダーグラウンドなイメージを持たれがちですよね。
ダンジョンにおいても、「フェティッシュ&ボンテージサロン」であるということはアングラなイメージの内装を想像されるのではないかと思います。
確かに、お店としてフェティッシュやボンテージをテーマにする以上、ある程度アングラな感じや退廃的な雰囲気は醸し出されるのでしょうが、「椅子やら壁やらまで必要以上におどろおどろしい雰囲気ではお客様がくつろげないのではないかしらん・・・」とも思ったのです。(私個人は勿論アングラなものは愛してますよ♪)
だからダンジョンの内装は「これがフェティッシュサロン?」と思うような内装に・・・
そして!
「でも折角フェティッシュサロンに行くんだから、それなりの雰囲気をたのしみたいよねえ」とおっしゃる方もご安心下さい。
そうは云っても、ダンジョンは「フェティッシュ&ボンテージサロン」なのです。壁に飾られたお道具や天井に見える吊り床、ボンテージ衣装が「その雰囲気」をそこはかとなく醸し出します。
椅子や壁はくつろげるものを。でもお道具や衣装でスパイスを。
だって基本は「ダンジョン」ですもの。
皆様が実際プレイなさる空間は、自宅だったりホテルだったりすると思うのです。プレイするといっても、前後はお茶を飲んでお話したり、一服したりしてくつろぎたいものではありませんか?
だからプレイ中の雰囲気を高めるお道具も必要だけど、くつろげるソファやおいしい飲み物も同時に必要になります。
そんな実際のプレイルームとしてのニーズから出発したダンジョンですから、内装の基本は「くつろげる空間」なのです。 そして、そんな空間で似通った嗜好の者同士が、日常では隠している妄想やこだわりについて語り合う・・・
そういった語らいをとても楽しみにしているのです。